読書コラム

私が失敗した理由は

 

章ごとに語る人が変わります。そのため人間関係が交錯し、なおかつ

作家がでてきて名前をかえていたり…

それが真梨幸子、作者自身で、過去に書いた「孤虫症」をいろいろな人につまらない本だと言わせています。

何回も出てくるので 読みたくなってきます。(作家の思うつぼですね)

 

さてスト――リは、後半、人が死にすぎです。もうザクザクと

この人もあの人もという状態で

誰に?何のために?がわかったようなわからないような感じで読み進めて最後

え? もしかして あの人はこの人に?

と読み返して 納得

本当に謎解きパズルのようでおもしろいです。

 

そして、何よりも 真梨幸子の本は

本のように 死ぬまではいかないにしろ、

こんな意地悪、こんな勘違い、何気なく言った言葉が…

日常の転がっていそうなことが、エスカレートしただけ

何気なく言った言葉。普通であったら、殺しはしないけど、相手を憎むのもわかる

人によってはどんな嫌がらせをするかわからないわけです。

だから、彼女の本は、怖い

そして気をつけなくてはと思うのです。

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