読書コラム

崩れる

この本女性には勧めしません。
男の人は読んだ方がいいかもしれません。
私は、この本を寝る前に読んで、寝られなくなりました。
この作者の長編小説は大好きなんです。
もう、最後の結末はいつも圧巻。見事です。
でもこの本は私に苦痛‥ と言いながら全部読んでいるのもどうなのかと‥
そのあと 数ヶ月間、他の本も読めなくなるという影響力。
ミステリーを読むときは、犯人は誰なのか?最後まで読む前に見つけてやると言う意気込みで読んでいます。まんまと作者の意図にはまるもんかと言う気持ちで読んでいるのですが、最後まで読んで全く犯人がわからないとか何も気づかなかったと言う結果になると作者にやられたと言う感じがするわけです。そんな作者に出会うとすごく嬉しくなります。
まさしくこの作者今まで、そうだったのです。
反対に言えばさっさと犯人が分かってしまうような作者は読みたいと思いません。
ミステリーの場合、話の内容とは別に作者対私、の構図が本を読みながらあるのです。だから読後感も救いようがないとか気持ちが悪いと思っても、作者対私の戦いがどうなのかという点も重要なポイントになるので
あまりにが見事に引っかかると我ながらの愚かさにがっかりくるとともに
作者をあっぱれお見事と感激してしまうのです。
以下ネタバレになる可能性があるので読みたい方は注意してください。)
この話ひミステリーというくくりでないのかもしらません。
しかし、この短編小説1番最初の話。女性はみんな嫌な気分になるのではないでしょうか。
どこかに絶対いるでしょうという家族関係。
できの悪い夫とできの悪い息子。1人働くお母さん。
さぞかしこの作者であるから大どんでん返しがあるのではないかと期待して読んでいたのですがえ?!
そのままじゃない。ひどすぎる。
できの悪い息子と夫に囲まれて我慢に我慢を重ねる女の人の。ありそうな話。そこで、我慢し続けるのか切れてしまうのか、我慢しても、切れてもいいことはなく、作者に現実ばなれしていてもいいから大どんでん返しがあるのではと期待しただけに落胆。
そのまますぎる。
これが明らかに絶対こんなもの現実にはないわ!と思うような世界であれば違ったのかもしれません。
そしてこの妻であり母親である女の人が小説では耐えられなかった。
現実でこのような状況の人は耐えて生きているんだろうなぁと思うとなんともやるせない気持ちになるのです。
長編が得意て短編は苦手意識があったとあとがきにもありました。
また長編に挑戦!

 

 

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